片麻痺 奮闘記 第131日目 ୨୧ *。人間として生きるということは。
人間として生きるということは。
肉体の重さを持つこと。
呼吸をするということ。
喉から空気を震わす声が出ること。
身体を切ればとが流れるということ。
叩かれれば痛みを覚えること。
居眠りをすること。
お腹がすくこと。
走ると風を感じること。
悲しくて涙が落ちること。
すれ違う知人に何気ない会釈をすること。
家族と暮らすこと。
水の冷たさを感じること。
空の青さに見入ること。
咲き誇る花を手にとってみたくなること。
太陽の光に温もりを感じること。
わが子の顔を見つめること。
叫ばずにはいれなくなること。
知らない人に出会えること。
予感に胸を震わすこと。
不思議な出会いに驚くこと。
嘘をつくこと。
いさかいに巻き込まれること。
なぐられること。
そのつもりなく、誰かを傷つけてしまうこと。
目をかけていた人から裏切られること。
大切な人と別れなければならないこと。
孤独を感じること。
お酒をくみかわすこと。
人を愛するということ。
老いるということ。
夕日が沈んでゆくのをじっと見つめるということ。
この子を書いた人の、講演を聞いてきました。
感無量です。